ムネオ

塩原に3人で行って、その夜に「ムネオ」というゲームをやりました。
「ムネオ」は、半年前にオーストラリアに行ったときに同じ3人で発明したゲームなのですが、とても面白いので、ルールをここに記録しておきます。


基本はトランプの7並べです。
ジョーカー1枚を混ぜて53枚のカードを、よくきります。
そのカードの山から、ランダムに13枚抜いて、床に置いておきます。
その13枚は、使いません。また、その13枚のカードは、最後まで伏せておかねばなりません。
残った40枚のカードを配って、7並べをします。
が、ここで普通の7並べと違うのは、「プレイヤー全員が、もち札を全部出し切れれば勝ち。一人でも出すことができずに終わってしまったら、全員負け」ということです。
つまり、プレイヤー全員が協力して全部のカードを出し切らなければならないのですが、協力するといっても、「お前、このカードを出せ」と命令することはできず、つまり、お互いの心の中を読みあって、「あいつはきっとダイヤの10を持っていて出したがっていそうだから、俺はダイヤの9を出して、あいつの命をつなげてやろう」という精神でいかなければならないのです。
また、「誰かハートの5出してくれないと、その先が続かないよ」と思っていても、誰もそれを出してくれなかったりする。
そういう場合は、さっきの13枚にハートの5が入っていて、普通にやっていたらその先が続かないので、うまくジョーカーで飛び越えていかなければならない。
これが難しい。



なお、どうして「ムネオ」という名前のゲームかというと、最初に抜いた13枚のカードは、架空の人物「鈴木宗男」が持っているという設定になっているからです。
このことを、「ムネオが13票獲得している」と呼びます。
プレイヤーがどうにかして全部のカードを出し切れれば、「ムネオの当選を阻止した」となります。
もしも一人でも出し切れなければ、「ムネオが当選した」となり、「たたき上げは強い」と感心しなければなりません。


このゲームは難しいので、「パス2回まで」とか、「横だけでなく縦のつながりも1回だけ使用してよい」とか、地方によっていろいろルールがあるそうです。


また、東北地方のほうでは、これよりもさらに難度の高い「チカラ」というゲームがあるらしい。
これは、架空の人物「坂口力」が、「17票獲得」した状況から始まるらしいですが、これをクリアしたチームは今のところ存在しないらしいです。