夢遊病

なんも読んでないし観てないので画像なし。
あ、『モザイク・ラセン』(萩尾望都)読んだか。3日前。
今日はまるで夢遊病のようにすごしていた。
プロットを考えていたからだった。
図書館のブースに座ってノートを広げ、マンガの短編集からヒントを得ようとしたが、頭の中でいろいろ考えていたので全くノートに書いていないし、マンガを読んでもいない。
ふらふらとビデオブースの方に歩いては、「世界遺産」のビデオをセットする。
しかしそれには集中せず、目はあらぬ方向に向きながら、プロットを考えていた。
確かハワイの活火山に、女の人が祈りをささげる様子が画面上に映っていた気がする。
そのあと雨の中原付で「ファンキー・タイム」に行ってマンガの背表紙を眺めていたが、何一つ手にとろうとせず、30分ばかりボーっとプロットを考えていた。
そして家に帰ってもやしご飯とコーンフレークを呆然としながら食い、タモさんを眺め、また学校に行く。
自習室をうろうろしながら考え事をしていたら、周りから嫌な視線が大量に発せられていた。
ふと、『名人伝』という高校時代に読んだ傑作を思い出したとき、いいプロットが頭の中で完成したので、家に帰ってパソコンに打っていた。
そうしたら、携帯にメールが入った。
アドレスは「くまのプーさん」っぽかった。しかし、メモリに登録してない。
どうせ大した知り合いじゃないから、登録しなかったんだろうな、と思った。
タイトルは、「依頼」となっていて、内容は、「工学部のことを教えてほしい人がいるので、あなたのアドレスを教えていいですか」というものだった。
文面から察するに、文系の後輩か、就職活動で会った誰かだろうな、と思い、まあそっちが教えてほしいと言うなら、別に構わんよ、俺、やさしいし、という横柄な態度で、ただ一言、「いいよ」という文章を返信してやった。
そのあと、そのメールの差出人が誰なのかをよく考えてみた。
すると、高校1年のときの担任の怖い女教師が、「くまのプーさん」が好きなのを思い出した。
そういえば、去年の暮れに高校に遊びに行って、「後輩で工学部に興味がある人には僕のアドレス教えてあげてもいいですよ」と僕は先生にアドレスを教えたような気がした。
慌てた僕は、ため口をきいたことのお詫びのメールをすぐに入れた。
あれから5時間経った今、返信なし。
すると、プロットにも自信がなくなってきた。
またボツになったらどうしよう、と思いながら、メールで送り、日記を書くことにした。
書いている途中、友人Mから、明日ドリームウェーバーを返して、というメールがあったので、いいよ、と返信したが、明日どこに行けばいいのかを訊くのが面倒くさくて訊いてない。