三顧の礼というエピソードにあるように、今までぞんざいに追い返されていた私も、三回目の今日は、教授様は快く私と会話をしてくださった。
正直びびった。この研究室は経済産業省にお金を援助してもらっている上に、最近6億円の実験器具を導入したらしい。その器具は一部屋に収まっていた。残り3部屋あるわけだが、単純に計算して機材の合計額は20億…はいかないにしても、もろもろあわせて10億円は超えてるか…?
いい結果が出たら国際学会にも出させてくれるらしいから、がんばるしかない。無料で海外に行けるのだから。ちょっとやる気が出てきて、編集者にボツを食らったショックを忘れた。

研究生が数人おり、今年院試を受けるのだそうだ。どういうふうに院試の勉強をしたかを尋ねられる。そうだ院試対策で使ったプリントをあげよう、と思ったら、つい最近雑誌と一緒に捨ててしまったのだそういえば! 焦って慌てて友人にメール。プリントを貸してくださると承諾してくれて、ありがたい。
ハングルの本を少し読む。あの文字は子音と母音の組み合わせでできているのか。