M氏と一緒に女川へ行く。原付で。ウニを取りにいくためだった。
片道3時間でようやく着いた。浜辺はきれいだった。まるでハワイの海のように青かった。青い海は初めて見た。
魚がいっぱいいた。砂浜を駆け巡るのもいた。地元のおばさんがいたので、あれは何の魚だと訊ねてみた。すると、あれはカレイだ、と答えてくれた。
偶然にも今日の朝、ゴルフの打ちっぱなしをしているときにM氏からメールがあって、「海釣りのテレビがやってるから見てみろ」と言われたので、携帯電話でその番組を見ていると、なんたらカレイはヒラメの5倍の価値がある、ということだった。
やったーと思ったが、目的はウニだったので、別の場所に移動した。しかしどこにもいなかった。カニすらいなかった。
だからパンツ一丁になって海に浸かっただけだった。マリンスポーツをしている大学生のカップルらがいた。上半身裸で自転車に乗っているところを警察に捕まった少年らもいた。
帰り道は山道だった。海に来たはずなのに、原付でツーリングが楽しめた。なんというお得な場所であろうか。
前のめりになって走っている人や、道のかたわらで腕から鮮血を流している人など、いろいろいた。
なんといっても、山の上から見下ろす半島がきれいだった。半島の切り立った崖が海に没する様子は素晴らしかった。
もっといろんな場所に行っていろんな経験をしないと人生がもったいないなあと考えた。そのためには自家用ヘリや自家用ボート、自家用漁船が必要だなあと思った。
M氏も、カジキマグロを釣り上げるのが夢の一つなので自家用漁船は必要だと言っていた。やはりそのためには金持ちにならなきゃダメだと決意した。35歳からの転職に関する面白い本を見つけたので後で誰かに貸します。
そういえば指導教官も、「研究者たるもの金持ちじゃなきゃいかん。君たちはベンツに乗りなさい」とかどうでもいいことを言っていた。


いい具合に日焼けができた。このヒリヒリ感がたまらん。
今回、ござで魚を捕まえるといいということが分かったので、M部長いわく、次はござで産卵期のサケを取りに行くということです。
誰でもいいので、興味がある人は、ござ部に入部してください。