ijimeyade2005-09-23

作並日記。


作並に原付で行った。すばらしかった。何がすばらしかったかというと、ニッカウヰスキー工場がすばらしかったのです。
その前に作並温泉にも行きました。作並といえば温泉です。作並は、地図によれば、僕の家からずーっと国道48号線を西に向かっているだけでたどり着けるようでした。
それで、原付で国道48号線をずーっと走ってると、後ろからの圧力が熱かったです。
ちんかす原付は時速50キロしか出なくなってしまったので、かなりのボトルネックを形成してしまいました。
それはどうでもよくて、作並。
48号線を30分くらい走ると、「ようこそ作並温泉へ」という看板が見えました。
やったー、とうとう着いたー、と喜びました。
それで、道沿いに温泉を探しながら走っていたら、「ありがとうございました。また作並温泉へおこしください」という看板が見えました。
無造作に通り過ぎたようです。慌てて引き返しました。
シャッターの降りたお土産屋さんが連なる道を走っていると、どうやらそれっぽいホテルがあったので、入りました。
警備員のおっちゃんが困った様子で僕をせき止めました。僕は「お風呂に入りたいんですけど原付をどこに停めたらいいんですか」とたずねました。
するとおっちゃんは、原付でお風呂に入りに来るなどという前例のないことに困惑した様子で、「とりあえずじゃあこっちの方に寄せておいて」と誘導してくれました。
さて、風呂に入りました。1000円也。非常に退屈でした。「ドリームボール」という名前の1トンの球が回っていたことくらいしか、面白いところはありませんでした。
その後、再び仙台方面へ向かっていると、「ニッカウヰスキー仙台工場見学試飲無料」という看板が見えたので、軽やかに入りました。
工場の見学のためには、名簿に名前を書かなくてはなりません。
名前を書こうとしてみると、僕の書いていた欄の5個上くらいに、今の所属研究室の博士課程の人の名前がありました。
もう少し早く来ていたら、危うく出会ってしまうところだったと知り、気まずい思いをしなくてよかったなーと安心しました。
名前を書くときに、「お車でいらっしゃいましたか?」と聞かれたので、本当は原付で来ていたけど、「いいえ」と答えました。
ここで「はい」と答えたら、試飲できなくなるに違いありません。それは大損です。
僕が書き終わって、次の人もまた、「お車でいらっしゃいましたか?」ときかれていました。
その人は、「はい」と答えていました。僕は「アホだなあ」と内心呆れていましたが、なぜか、受付の人がりんごジュースをその人にあげていました。
その後も、「はい」と答えた人にはりんごジュースが振舞われていました。しくったのは僕でした。
工場は、絶えず甘いお酒のニオイが立ち込めていました。
その後、お土産コーナーで試飲大会が始まりました。
お酒はいろいろありました。一つだけジュースがありました。ガイドさんが、「運転して来られたかたは、どうかジュースでお願いします」と言いました。
全員がウイスキーを飲みました。お前ら確実に飲酒運転だぞそれー、と思いながら、原付で来た僕もりんごワインを飲みました。美味也。
その後、「ウイスキーソフト」という、原価10円のソフトクリームにウイスキーがぶっかけられただけというソフトクリームを300円で買って食べました。美味也。
その後、ウイスキーで造られた様々なお菓子を、無料で試食して回りました。これまた美味也。
あまりに美味だった一つ、「ウイスキーゼリー」なるものをお土産に買いました。950円也。
さて、仙台に戻ると、以前から気になっていた「仙台大観音像」に向かいました。
入場するには500円也で護符と呼ばれる紙ッきれを買わなければならないのです、と受付のアルバイトの女の子に言われました。
「つまり、それを買わないと入れないということですか?」と聞き返したら、「そうです」といわれたので、買いました。
中はすごいすっからかんでした。ここでおにごっこをやったら面白いだろうなあと思いました。全長103m也。いや、調べてないので分かりません。たぶんそのくらいあったと思います。
帰り際、受付のアルバイトが暇そうに「お疲れ様でした」と声をかけてきたので、僕も暇そうに「すごく楽しかったです」と答えたら、さわやかに無視されました。


いやーとても満足した。ということで、ケアンズチャンスが始まるので、一週間ほど放置プレイです。