常識に囚われないケーキ

ケーキ……小麦粉に砂糖・卵・油脂類・牛乳・香料などを混ぜて焼いた洋菓子。また、それをベースにして生クリームや果物を加えて作った菓子。
大辞泉より

さて、G-S-氏がどうやらお誕生日だというので、手作りケーキをあげるために、セイユーに材料を買いに行った。
しかしスポンジと勘違いして木綿豆腐を買ってきてしまった。
でもまあいいかと思って、そのままY研究室へ。
まず、豆腐のような外見のスポンジを用意。
なんとこのスポンジは、生クリームを塗る前からすでに白いので、クリームを塗る手間が省けた。
次に、なんか銀色の甘くて小さい玉を振りかけて、カラフルなチョコみたいの振りかけて、細かいチョコみたいの振りかけたら、それっぽくなった。
さらに、ブルボンの「ロリータ」っていう、長細いクッキーみたいなお菓子をT氏が持ってきたので、それをスポンジの天辺におったてようとしたら、二つに折れた。でもまあいいやって、２つともスポンジの上におったてた。
次に、ハッピーバースデーって書いてある白い板チョコを載せた。
最後に、ホワイトチョコを溶かしてケーキの上に満遍なくぶっ掛けた。
そういえば、普通、スポンジの間にフルーツがあるよね、と思い直した。それで、愛媛みかんがあるという噂を聞いたのだけれども、どこにもなかったので、代わりにN氏のマックフライポテトを横に突き刺した。ほら、色合い的に問題ない。
すばらしい。ケーキが完成した。大辞泉のケーキの定義に示されているものを一切使っていない。ケーキの概念を根底から揺るがしたと言っても過言ではない。
そうこうしているうちに、なぜかスポンジから濁り汁が染み出てきてしまった。「そのスポンジを最初に焼いておけば、水気がふっとんだのにね」とN氏が言ったので、後悔したけど、そのあとで４年生が、「つゆだくですね」と前向きな発言をしてくれたので、よかった。

さて、お味のほうは、なんと、名古屋市の「マウンテン」並に素晴らしいとの高評価をいただく。
http://park7.wakwak.com/~nymidi/mountain/
G−S−氏完食なり。
詳細は、id:maibpenrai氏のところで。偶然、こちらでも豆腐ケーキの紹介をしている。
最近健康ブームで、豆腐が大人気なようです。

午前の講義の最中に、いろいろと問題を考えていたら、個人の根源を問う究極の質問を思いついて愕然とした。
偶然にも、夜にK氏と一緒に見に行ったハリーポッターの映画の中に同じような問いかけが出てきた（木曜日はMOVIX仙台、安いんだということを知り合いのブログで知る。ブログって便利）。
「ハリー、お前の強みは？」
「空を飛ぶこと」
こんな感じでしたが、僕が考えたシチュエーションはもっと厳しい。
散歩をしていたら、知らない人がいきなり「あなたが私に勝てると思うものを３秒以内に一つだけ挙げてください。もしそれで勝てなかったらあなたは死にます」と言ってくると仮定してみた。
この質問を投げかけられたら、僕は果たして生きていられるだろうかと思って、大晦日まで時間を無駄にしないようにしようと決意した。