自衛隊の包囲網はすごい。
今日研究室にいたら、自衛隊から電話がかかってきた。説明会を明日開くらしい。しかし明日の午後は私は東京に行くから無理だと答えた。すると自衛隊の人は、あしたが受験申し込みの締め切りなので、なんとかしなければいけませんね、と、あたかも私が自衛隊に入りたくて仕方がないという前提に基づいて議論を進め始めたので、これはまずいな、と思った。
自衛隊の人は、じゃあ明日の午前は? と聞いてきた。しかし、明日の午前は授業がある。
するとこんどは、今はどうでしょう、と聞いてきた。
今は研究室にいるのだと答えた。6時半までここにいるのだ。
すると自衛隊は、「今仙台駅東口にいるので、近いですね」などといい始めたので、いやここから出られないのですよと答えておいた。
「じゃあ、6時半以降は?」と聞いてきた。
「7時半から9時まで西多賀で塾講師のアルバイトがあるのでだめだ」と答えた。
「西多賀ですか」と、自衛隊は嬉しそうな口調になった。「いや、実はですね、西多賀のほうにも我々の支部がございまして、なんなら、資料のほうを、そのアルバイト先まで届けましょうか」
「いえ、結構です。来られたら、子供たちが不安になります」
「じゃあ、バイトが終わった後は?」
「何時に終わるか分かりません。質問を受けたりすると変えるのが遅くなります」
「そうですか。でも、何とかしなければなりませんよね」
「でも私はM1なので、今年卒業するわけじゃないので、受けるのをやめます」
「いや、しかし、それでは1年間を棒に振ることになりますでしょう? 中退とかは考えてないのですか」
「考えてません(当たり前だろ馬鹿。死ね)。とりあえず、今年絶対に受けなければならないわけではないですから」
「そうですか。じゃあ、来年絶対に受けてくださいよ。ということで、後日、あなたの住所に近くの者を送って、お話をさせてもらいに伺いますからハハハ」

                                    • -

明日は国Ⅰの結果発表です。東京のとある友達は、確実に受かります。明日は偶然東京に行くので、その友達の家に泊まります。もしも私も受かっていたら、一緒に面接の練習ができるので、時間的に効率がいいです。
あさっては実家付近の地酒屋を探索して、その次は兄の結婚式です。そういえば、その日に私は死ぬことになっていたような。